No.385への返信

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  • 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    うん、よし。まだだれも書いてないな!
    あけおめ。今年もエロい人です。どうぞよろしくお願いします。
    白赤・黒銀・スナイパーズと3つ書いてみました。タイトル長いなぁ…

    あとから、気づいたのですが…アル、喫煙者ではなかったんですね。なんだかスナイパーズは二人とも喫煙するイメージだったので。すみません。直せなかったのでそのままで…

    [385] hanage3 (2009/01/08 Thu 20:14)


    (白赤)悪い男

    「来てたのか」
    「ん、なんだ、急に」
    ゲルトの日常生活は、呆れるほど無神経で無頓着だ。すべての能力はレースのみにしか発揮されないかと思うほど、注意力や、周到さ、繊細さ、ヘルマンは少し呆れることもある。この邸宅だって、ハウスキーパーがいるから良いものの、ゲルト一人だったら無残な有様だろう。けれど。
    「ジル…が」
    シーツに残る一筋の細い糸、彼女の髪の毛。
    「ああ」
    「さっきまで?」
    さっきまでここでゲルトと何をしていたのかは歴然だが、隣に寝る男は悪びれることなく答えた。それがどうしたと。朝にはリネン室に押し込まれるシーツ、一晩のうちなら取り替えないから、本当にさっきまでここにジルがいたことになる。
    「気にならないってことは…ないな」
    ヘルマンは素直に胸のうちを明かす。
    「お前の勤務に合わせた結果だ」
    深夜勤務が明ける朝方には、ジルを帰らせた。とそういう意味のゲルトの言葉、それもなんだかひどい話だ。
    「…さすがにパーティの後には誘わないと失礼だろう」
    「そうか、new year party だったか」
    「面倒くさがりのお前は苦手だったな」
    ゲルトの胸にヘルマンはいたずらに手を這わす。ベットのそばに小さく灯った明かりが、金色の産毛を照らしている。まあなとヘルマンは苦笑する。今もお偉いさんの相手は苦手だ。
    「確かにくだらないな」
    ため息交じりの声が聞こえる。レーサーも人気商売だ、実力だけではなく。スターにしかるべき素質、品位、鉄の馬に乗る騎士のように。それでいて計算高く自分を売り込むための手管、高級娼婦のリップサービス。
     ゲルトの手がヘルマンの腕を掴む。いたずらに胸の突起に指を這わせて遊んでいたことへの抗議のように、上半身だけ起こしていたヘルマンの体を引き寄せた。
    「ん……」
    そのまま奪われるような口付け。ヘルマンは無意識に唇を開いて、ゲルトを呼び込む。慣れた男の慣れた誘惑、ゲルトの舌が絡みつく、開いた唇の端から唾液がこぼれる。
    「…あ」
    「気にするなよ」
    唇が離れるとすぐに差し出されるゲルトの指は、ヘルマンの歯列をなぞりゆっくりそこを開かせる。さっきまでヘルマンのアレに撒きついていた指先は、いやらしい匂いをしている。指の堅さはちょうどゲルトのアレの堅さと同じで、いつのまにかそんな行為にも夢中になった。
    「ひでえな、ほんと」
    些細な手管でヘルマンのそこは、また痛いほどに勃起してしまう。嫉妬したのかもしれない、それすら楽しんでいるように見える目の前の男に、ヘルマンは毛布をずらしてそこを見せ付けてやる。
    「どうだ、満足か?ゲルト」
    舐めるように落ちてくるゲルトの眼差し。
    「ああ、ヘルマン」
    どうせ等閑に抱いたんだろう。簡単に想像がつく。
    「悪い男だ、自覚あるよな」
    「どうかな…」
    腕を伸ばせば自然と絡み合う体をお互いの腕に抱いて、それは…お前だよなと耳元で囁きあう。わざと残した女の髪の毛、嫉妬さえも甘いデザートのようで、本当に…

    [386] hanage3 (2009/01/08 Thu 20:16)


    (黒銀)清らかなる誘惑

    体を離したとき、下からすすり泣くような声が聞こえた。両手で隠してしまっているジョセフの、きっと泣いているであろうくぐもった嗚咽が。
     外には雪が舞っている。外気がどこまで冷え切っていたとしても寒いと感じないのは、融合体になったことでの弊害だろう。本来は良いことなのかもしれない。寒さに凍えることなどなければ。けれどそれは今、重ね合わせている体のぬくもりを温かいと感じないことと同じなのだということが、ザーギンの心を暗くした。
     ジョセフが泣いている。そっと、手を押しのけてその顔を見る。紅潮した頬、目元までが朱い。初めて押し寄せる禁忌の快楽をかたくなに拒んで、けれど汚れた自分の手に堕ちた彼の初めての快楽。ザーギンの内股に伝うジョセフのそれは、まるで名残を楽しむようゆっくりと体の中から流れ出てくる。
    「……やめてくれ、もう」
    小さな声が、拒絶を告げる。ザーギンの体をジョセフは押しのけるように身を起こそうともがいている。
    「どうして…」
    抗う術もなく初めての快楽に狂ってしまった彼を、その欲望を、ザーギンは美しいものを見るように、ジョセフの作る律動を貪り耽った。
    「ジョセフ、君の中にあるものを否定してはいけない」
    「…赦し…て」
    「どうして?ジョセフ、君はあんなに素晴らしかったのに?」
    ジョセフはうつむいたまま答えない。だからその顎を上げてザーギンはジョセフの目の前に、彼の残した快楽の痕跡を見せ付けた。まだ余韻の残るそこは、ジョセフの残滓をいく筋にも垂らして濡れて光っている。
    「すごく大きくて堅い、初めてにしては上出来だったのに?」
    ジョセフの髪を撫でながら、うっとりとわざとはしたなく汚らわしい言葉を呟く。寄せられた眉も、濡れてひかるまつげも、すべてがこんなにも。ザーギンを見上げる目は、どこか行き場のない子供のようだ。小さな声でもうやめてくれと呟く。
    「私のここをこんなにして?ジョセフ」
    押し戻そうとするジョセフを腕を捕まえて、そのままジョセフをまた木の堅い床へ押し付けた。
    嫌々するように首を振り、まだ殴られ切り刻まれるほうがいいと、そんなことを訴えるように、ジョセフはそこから目を逸らしている。
    「ほら…君の放ったもので私のここは一杯だよ」
    その一筋を指で伝うとどろりとした白濁が絡みついた。清らかなジョセフの…それは濃くて驚くほど多くて。そのまま汚れた指がジョセフの唇をなぞる。
    「ほら、舐めてジョセフ、私とともに奈落の底まで、堕ちて…」
    ぴちゃぴちゃという水音がする。ジョセフの舌がザーギンの指を舐めている。
    「ここも…舌で…綺麗に…してごらん」
    それが溢れているもっと奥へとザーギンは、ジョセフを誘った。まるでミルクを飲む猫のような、子供のような。けれど後ろ手に彼の下半身をまさぐれば、すでにそこは熱く立ち上がっている。もう一度、奪い蹂躙するという快楽を欲しがって、求めているように上下する。隠し切れない欲望に戸惑う。つたない手管はまるで、彼の清らかなる誘惑。初めての。
    「……ザーギン」
    そこを押し開こうとするジョセフの指にこもるわずかな熱は、彼に初めて灯った雄の欲望に違いない。

    [387] hanage3 (2009/01/08 Thu 20:19)


    (スナイパーズ)状況終了

    ベッドサイドのテーブルにいつも置いている煙草を探す。そこでやっと、ここが自室ではないことに気がついた。寒い。ヒーターをつけているというのに底冷えする部屋、お仕着せの間取りをそのまま使っているのが、いかにも相棒らしい。ベッドの下に脱ぎ散らかした上着のポケットから、探していた煙草とライターを拾う。
    「おい」
    アルが一服に火をつけようとしたとき、ブラッドの声がそれを制止した。
    「煙草、吸うなら、換気扇の下な」
    匂いとヤニが部屋についちまうだろ。と、そういえば何度か言われた気がする。しかし…背中にまとったぬくもりからは離れがたい。
    「一本だけ…」
    「灰皿、ないだろう」
    「携帯用なら持ってるぜ」
    「…まったく」
    半身を起こしたブラッドが、アルの手からひょいと煙草を奪う。いつものように。
    「火も貸そうか」
    「ああ」
    言葉にしない、けれどそんな合図をどれだけ持っているのだろう。長い付き合いだ、とアルはその奇妙な関係をどこか気に入っていた。
    使い古したイムコ製のライター、小さいが火力は素晴らしく、支給品にしては気が利いている。まずは自分の煙草へ火をつけ、そのまま赤く燃えている先をブラッドが銜えている煙草へ差し出す。
    「お前、煙草替えたか?」
    「おなじダビトフだぜ」
    「………軽い」
    人の煙草にけちをつける。そう言われてみれば確かに軽い。スタンドの灯りを少し近づけてみるとパッケージにライトと書いてあった。
    「よく分かるな、ブラッド」
    「…お前の舌は雑巾並みだ、アル」
    携帯灰皿へと煙草を押し付ける。時計の針は3時20分を差している。ブラッドはヒーターの利きが悪いと文句をいいながらベッドから降り、ミネラルウォーターを片手にキッチンから戻ってくる。
    「明けの勤務まで、あと5時間はあるな…」
    「ああ、少し寝る」
    背中合わせで使うシングルは狭いが、寒い夜には丁度いい。
    「…シャワーは戻って、自分の部屋で使えよ」
    「なんだよ…」
    「…下着までシェアしたくないだろう」
    気がつけば、0時も回って新しい年が始まっている。

    [388] hanage3 (2009/01/08 Thu 20:20)


    Re^4: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆福袋

    ジョセフは攻めだろうが受けだろうがどっちみち銀様には泣かされるのか。だがそれがいいw
    スナイパーズの自然な雰囲気は熟年夫婦のそれだと思いました

    [389] wald (2009/01/08 Thu 22:26)


    Re^5: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    waldさん
    やっぱりザーギンとジョセフはいいSMのカップルなので…
    受攻が交代してもSとMの役割は交代できんのですw

    スナイパーズが持っているライター、資料がなくて。
    イムコ社はオーストリアの会社でドイツ軍のライターを作っていたこともある会社なんだそうです。
    ダビトフはドイツの一般的な煙草で、味はけっこう美味しいとか。煙草を吸える方は一度試してみてくださいませ。

    タイトル、最初と替えたのは、カップリング記載じゃないと!と思って。私の萌えは誰かの萎えだといかんしのう…

    [390] hanage3 (2009/01/09 Fri 00:17)


    ピロートーク

    ジョセザーつぼすぐる(;´Д`)ハァハァ

    [391] 九郎 (2009/01/11 Sun 08:33)


    Re^7: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    私の萌要素の一部にザーギン様、あははうふふ要員というのが(;´Д`)ハァハァ

    [392] hanage3 (2009/01/11 Sun 10:32)


    Re^8: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    わ〜い待ってました! …な割にレス遅くてすみません

    中身が面白いのはもちろんなんですけど
    3つのストーリーがそれぞれ事前(?)・最中(モナカではない)・事後
    になっていて凄いです〜

    新年早々カワサキのMotoGP参戦休止で暗くなっていたのを
    払拭していただきました。

    [393] G779 (2009/01/11 Sun 20:57)


    Re^9: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    G779さん
    すごいです〜と褒められたので、よしここはかっこよく秘密にしておこう!と思ったのですが、
    事前・最中・事後は、オノレの欲望に従った結果そうなったとぶっちゃけておきます!

    最近モータスポーツ界全体が元気ないですよね…
    私もバイクじゃないですけど、四輪ラリーの日本勢が撤退してしまうのが、ちょっと悲しいです。

    [394] hanage3 (2009/01/11 Sun 23:35)


    あけましておめでとうございます(遅)

    びみょーにジルを気にしながらもやっぱりゲルトといちゃついてるヘルマンがかわいーです★
    しかし夜勤明けのヘルマンも頑張るけど、ジルとしたあとへルマンとも頑張るゲルトの絶倫ぷりもすげーな、と(笑)
    白がアレに強いのは基本ですけどねw(白赤的にはやはり)

    年初からエロいのご馳走さまでした〜

    [395] はんちょ (2009/01/15 Thu 07:54)


    Re^11: 姫初めだよ☆ピロートークSS☆白赤・黒銀・スナイパーズ3種

    はんちょさん
    ゲルトさんがあからさまに手を抜いてるから、ジルはマシュー宅へ行ってしまうのです。きっとそうです。
    …間違っても、下手とかそういうんじゃないだよ!とゲルトさんに代わって弁明したく!
    ヘルマンはたとえ夜勤明けでも、ゲルトに会えたらそれでいいんですよ〜〜

    [396] hanage3 (2009/01/15 Thu 20:18)