※注意
書いた奴の脳味噌が腐っています。
ジョセフがアホの子です。
突っ込みで♀出てきます。
脇役(整備員一同)が変質者状態です。
2人の関係姉公認???
キャラ崩壊してます、萌えません、萎えます、呆れます。
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「久しぶりにやるか?」
たまたまジョセフが整備エリアを通りかかった時のことだった。
アマンダと雑談をしていたシドウは、ジョセフを呼び寄せると足元の排水溝のフタを蹴り上げて笑った。
排水溝のフタ、と言っても長方形ではない。マンホールのフタの小さいヤツ、と言った方がしっくりくるシロモノだった。
ジョセフはどこか嬉しそうに少し口の端を上げて笑み……即座にブラスレイターへと変身した。
アマンダが驚いたことに……作業員達は恐慌状態になるか、と思いきや……肩をすくめて壁際に寄っただけ。
どうやら、コレは見慣れた光景、であるらしい。
今から何が始まるのかはともかく、アマンダは彼らにならって壁際に移動した。
シドウがフタを軽く投げ上げつつ整備エリアの中央に移動すると、ジョセフも金属音を響かせ後に従う。
ほぼ中央、についたところでシドウが片手を上げると、ジョセフはその場に跪いた。
「さて、と……取って来い」
シドウは持っていたフタを、通路に続く非常灯めがけて投げつけた。
途端、フタを追ってジョセフが跳ぶ。
人間の常識で考えれば、重量のあるでこぼこの円盤で正確に非常灯を狙うことも、ましてそれに追いつけるはず、もないの。
かたやサイボーグ、かたや融合体。
どちらも基準からは外れている。
シドウの狙いと速度は正確で、獲物を追うジョセフの速度と反射も融合体の名に恥じないものだった。
非常灯の手前であっさりフタをキャッチし、シドウの所へ戻ってくると手渡して次の指示を待つ。
今度は、座れ、と命じられたらしく金属音を響かせて足を畳んで体育座り。
その状態でジョセフを待たせ、今度はシドウのほぼ真上、にフタを投げ上げる。
フタがシドウの手を離れると同時に、床に手をつき獣のように跳んで掴み取る。そのまま、四足に近い状態で着地するとまたシドウに歩み寄って手渡した。
これ、が彼らの遊びの一種らしいのだが………アマンダにはあるひとつのものしか頭に浮かばなかった。
つい、正直に口にしてしまう。
「………犬みたい」
そう、犬。形は違うが、マテの体勢を決めてから投げているあたり……フリースビードッグのようである。
「いや、犬でしょ、犬。シドウさんのワンコてボクら陰で言ってますもん」
あまり、といえばあまりな言葉に絶句するアマンダ。
「最初は普通のを使ってたんですけど、キャッチした瞬間に握り潰しちゃうんで今はアレなんすよ。大きさも手頃で丈夫で安いし」
「アレに落ち着くまでは、壊してもいいものならなんでもあり、でやってましたね」
「あ、オレ覚えてるのだとジェラルミン盾、ホイール、中身満載のペンキ缶」
「ペンキ缶の時面白かったですよ、掴み損ねてジョセフさん爪立てちゃって……2人はもちろんあたり一面白ペンキだらけ。落とすの大変でしたよ〜」
「覚えてる覚えてる、すっげー笑った。足畳んで座って頭つけて謝るやつ、たしか日本のドゲサだっけかな? それでジョセフさん床にガンガン頭ぶつけて謝ってるの。しかも謝りすぎてそこの床のトコだけ顔型に凹んでて腹よじれた」
「そのまま人間に戻るとまずいから、で融合体のまんまシドウさんとシンナー風呂入ってたのもウケたっす」
2人と付き合いの浅いアマンダでは、どう考えてみても………そんな光景は想像できなかった。
単体で考えてもありえないのに、二人揃ってだとますますもってありえない。
首を捻って考え込んでしまったしまったところで、整備エリアにサーシャが姿を現した。
ブラスレイターの力を認識しているはずのサーシャに、アマンダは問いかけた。
「あれ……止めないの?」
「シドウとああしている時は、楽しそうだからいいのよ」
どうやら止める気はまったく……ないらしい。
その間にも、マテ、の体勢がどんどんエスカレートしていくのだが……誰も止めない。
片足立ち、目隠し、伏せ、etc。
それでもジョセフは……サーシャの言葉どおりどこか楽しそうだった。
キャッチしたフタをシドウの所に持って行く時に、歩かず即座に駆け寄っている。
飼主のところにもう1回、とせがむ犬のように。
[160] ガルム (2008/09/13 Sat 07:55)